保存形式による『余白』の差
コピー機ですので、面付けをしないで原稿を準備されますと1枚ずつの画像として認識される為、2面ずつレイアウトしても必ず中央に余白ができます。
例として、A5サイズ原寸の原稿を用意してみました。余白部分が判りやすいように、原稿ギリギリまで画像を配置してあります。
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上記2つがそれぞれJPEG形式・TIFF形式で面付けをしないでコピーした場合の余白部分です。判りやすいように、赤線を引いてあります。
(JPEG形式の方がなぜか若干左に寄っていますが、コピー機の仕様らしく、修正はできません)
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こちらは、先ほどのTIFF画像を『結合したPDFファイル』に変換後、『小冊子印刷』でコピーしましたので、見本画面が違いますが、これが最も早く、かつ余白部分が少なく仕上ります。
(小冊子印刷でない場合はTIFFと同じ余白サイズになります。結合されたPDFファイル以外は小冊子印刷機能が使えませんのでご注意下さい)
ただし、やはり中央に5mmずつぐらいの余白はできてしまいます。これはコピー機である以上必ず生じてしまいますのでご理解下さい。
マンガやイラストの見開きカットがあり、この余白を避けたい場合は必ず『面付け』を行って下さい。
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こちらが面付けした場合です。元原稿が大雑把だったせいで少々余白が生じてしまっていますが、きっちりと作られた原稿でしたら中央の余白はなくなります。
またこの方法は『PDF』で保存し、サイズ調整100%でコピーしたものです。
この方法ですと最も余白を少なくコピーする事が可能です。
今回使用した原稿ですと左右しか判りませんが、上下もほぼ変わらないぐらいですので、左右の余白は『小口裁断』でなくなる範囲。
この方法でしたら、上下も余白カットに関しても無理に大きなサイズにコピー後、きっちりB5、A5に揃える、ということはせず紙を揃える範囲で切り落とせます。(当店での製本の手順上、サイズのばらつきは発生してしまいますので、どのみちきっちりしたサイズにはならないことを、予めご了承下さい)